子どもが小さいときに通わせる習い事で水泳はとても人気ですよね。
わが家の場合、3歳からスイミングに通い始めた上の子は、幼稚園年長の6歳で四泳法(自由形・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ)を習得し終えました。
4泳法を習得したころにコーチから誘われて、クラブ内の記録会にも参加するようになり、
「私は50メートル泳げるよ~!」
という意識から、
「25m(50m)を○○秒で泳げるようになりたい!」
というように意識が変わってきました。
そんな矢先、スイミングのコーチから声がかかり、推薦されるというかたちで3ヶ月ほど前に選手コースへ進むことになりました。
この記事では、スイミングの選手コースへ進むまでのいきさつと、約3ヶ月選手コースを続けてみてかかった費用、感想などを紹介します。
お子さんがスイミングで選手コースへ行きたいと希望していたり、コーチから推薦されているけど迷っている方などがいたら、わが家の場合を参考にしてもらえたらいいなと思います。
*ただし、これはわが子が通っているスイミングスクールの場合なので、読者様のお子さんが通われているスクールによっては金額に違いがありますので、参考程度にお読みください。
スイミングスクールの選手コースになるにはどうするの?
子どもの習い事ランキングで、水泳は毎年上位に入ってるほど人気の習い事です。
ミキハウス子育て総研が2018年10月に調査したアンケートでも、スイミングは第1位で37.5%のお子さんが通われていました。
通わせてますか?習い事 Weekly ゴーゴーリサーチ(第853回分析結果)
うちの娘がスイミングの選手コースへ進んだいきさつ
わが家は子どもが3人いますが、みんな3歳くらいの時からスイミングスクールへ通わせています。
一番上の娘は週2回スイミングスクールへ通っていました。
幼稚園年長の時に四泳法(クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ)を合格し、それからはひたすら50mの各種目や100m個人メドレーのタイムを伸ばすクラスへ在籍していました。
小学校に入ってからは所属クラブの代表選手に選ばれて、クラブ対抗の大会(同じ系列のスイミングスクールの対抗戦)に参加することもありました。
参加種目は1年生なので25mが多かったですが、低学年のリレーのメンバーに選ばれたり1年生ながら頑張っていました。
小学校2年生の春に選手コースへのお誘いの手紙が
そんな中、小学2年生に上がる頃、選手コースへのお誘いの手紙をもらいました。
まさかうちの子が水泳選手になるなんて想像もしていなかったので、初めのうちはお断りしていました。
しかしその後、選手コースに入るためにも基準タイムがあり、娘は毎月の習熟度チェックや記録会でその基準タイムを突破できていたので、選手コースへのお誘いが来たようです。
(ちなみに、この時の基準タイムは小学校2年生8歳で、100m個人メドレーで1分45秒でした。)
娘本人も早く泳げるようになるのが楽しくなってきた時期だったので、
「選手コースへ行きたい」
という気持ちが日に日に強くなっていきました。
選手コースへ声がかかった基準について詳しくは、こちらの記事にまとめています。
↓
>>スイミング選手コースに声がかかる基準!年齢やレベルはどれくらいから?
最後には親が根負けし、親子でしっかり約束事(練習を休まない、学校の宿題や勉強が最優先など)を決めて話し合い、選手コースへ進むことにしました。
さて、その選手コースですが、私たち夫婦はどちらも水泳を本格的に習ったことがなかったので、何の予備知識もないままでした。
実際に選手コースへの門を叩いた時から、本当に驚くことの連続でした。
スイミング選手コースの練習時間や練習環境は?
選手コースの練習時間は?
これまで娘の練習は週2回で、1回の練習時間は1時間、好きな曜日、好きな時間帯を自分の都合で選ん決めて通っていました。
しかし選手コースは平日4日(1日休み)、週末大会がなければ土曜日朝練の週5回に増えました。
練習時間も一般のコースが練習している時間が終わってから夕方6時から1時間。
しかし、練習開始前と終了後に体操やストレッチ、軽く筋トレがあるのでプールでがっつり泳ぐのが1時間、陸上でストレッチなどをする時間が40分くらいあります。
なので、着替えや準備などを入れると週4~5日は2時間くらいスイミングスクールにいることになりました。
うちには下に弟が2人いるので、送り迎えの度に連れていくので娘が選手コースへ進みことでわが家の生活が一変しました。
ただ、うちの娘はまだ小学校低学年なのでこの時間帯でしたが、娘よりももっと大きい10歳以上の選手が在籍するクラスは夕方6時半~8時半ころまで練習をしていました。
選手コースの練習環境は?
選手コースの練習環境はというと、スイミングがお休みの時(通常のレッスンがお休みの時)でも、練習があります。
その時は受付のまえの自動ドアのスイッチも切れているので手動でこじ開けて入ったりもします。
スイムトレーニングの他にも、土曜などのいつもより長い時間練習ができる時は、フィットネススタジオなどを利用して筋トレや縄跳び、サーキットトレーニングなどもします。
はじめは二重跳びが1~2回しか飛べなかった娘も、負けず嫌いなので家でも練習して、2~3か月後には20回以上跳べるようになりました。
スイミング選手コースに入るときにかかるお金と購入品はこれ!
選手コースへ進んで一番驚いたのが、お金です!!!
正直、ユニフォームと水着くらいしか考えていなかったわが家には、とても痛手でした。
わが家は、私自身がスイミング未経験者ですし、主人も幼稚園時代に少しはスイミングに通ってたくらいなので、選手コースにどれくらい費用が掛かるかなどまったく予備知識もありませんでした。
選手コースの月謝は高いの?一般コースの月謝とのちがいは?
あくまで私の子供達が通うスクールの話ですが、選手コースに進んで週2回から週4回の練習になって月謝は500円しか上がりませんでした。
元々の月謝が1万弱なので、選手コースになってからの月謝は1万円ちょっと、といった感じです。
プールを利用している回数や、レッスン時間が大幅に増えたことなどを考えると、少しお得な気分です。
*クラブによって選手コースは特別料金になっている場合もあるので、お子さんの通われているクラブのHPをご覧になったり、直接問い合わせてみてくださいね。
スイミングの選手コースに進んで購入したものは?金額は?
選手コースに進むと、所属しているクラブを通して「選手登録」というものをします。
競技会(大会等)に参加するために、日本水泳連盟個人登録というものが必要になるのです。
この登録はチーム(所属クラブ)を通して行われるので、クラブに代金を払って手続きをしてもらいます。
その選手登録の費用は2,000円でした。
水泳の選手コースに入って購入したもの
選手コースに入ると、クラブ指定のユニホームなどを購入しなくてはなりません。
水泳の公式大会には、FINAマークという公認のマークがついた水着を着ていないと失格になります。
なので、所属クラブで指定の水着がある場合は、大会用にFINAマークがついた水着を買う必要があります。
うちの子の通うクラブでは、選手は全員必ず購入するものがありました。
クラブ指定品の総額は約8万円!
内訳は次の通りです。
- 大会用水着(クラブ指定 2着以上)…約9000円/1枚
- ユニフォーム上下(ジャージー)…約3万円(上下)
- Tシャツ(クラブ指定)…約3000円
- ハーフパンツ(クラブ指定)…約1万円
ジャージーなどのウェアは国内メーカーのものですが、受注生産のため市販品よりとっても高かったです…
その他、普段の練習用品として購入したものもあります。
その総額は約3万円!
■プルブイ
一般のスイミングで使うビートバンとは違い、厚みがあり水の抵抗を少なくした形状をしています。
手に持ってバタ足・キックの練習に使うほか、足に挟んで腕の力のみで進む練習の時に使います。
練習用水着
退会用の水着とは違い、毎日数時間プールの水に入っていても塩素で生地が傷まないように丈夫な素材でできています。
練習用では学童から高校生、成人の選手も足の部分の丈が短いタイプを使用していることが多いです。
わが子のコーチも、練習は長時間行うので、足の動きの邪魔にならないよう短いカットものを準備するように言われました。
スパッツタイプのロング丈の物では、太もも部分の生地がすれすのと、水分を吸って水着の生地が重くなるため些細な違いではありますが、練習では使わないとおっしゃっていました。
水泳用リュック
競泳用のリュックサックは、プルブイを収納できたり、荷物を入れるところの底の部分がファスナーがついていて分かれているので、濡れたものを乾いた衣類などと分けられるように工夫されています。
普段の練習では、フィンやパドルといったプール内で使う道具も増えるので、出来れば水泳専用のリュックサックを準備するのがおすすめです。
プールサイドや大会会場で会場内を移動するために履くサンダルを収納したりもできます。
大会や合宿では、皆この競泳用のリュックを使ってるので、いずれ必要になってくるでしょう。
通ってるスイミングクラブによっては、このリュックもクラブ名入りなど指定の場合があります。
娘の通っているクラブでは、小学生は自由だったので好みの色や柄のものを購入し、ふだんの練習用と退会用と分けて使用してます。
普段の練習ではサンダルなど必要ない代わりに、プルブイやパドルなどを使うので練習道具の収納を便利にできるようなリュックを。
大会用には、競技ごとに水着を着かえるので、着替えがたくさん入るようにと、大会時には早朝に集合し夕方まで協議がある場合があるので、お弁当や補食、飲み物などを入れられるスペースが必要なので、大き目の物を使用しています。
選手コースも上位クラスになってきたり、中学生くらいになってくるとトレーニング用具も必要になります。
こちらはネットで購入した方が安かったので、わが家はクラブの先輩から見本品を借りて、自分に合うサイズのものをネットで注文しました。
パドル
腕のトレーニングに使う道具です。
わが子は、公認大会のタイムがすべて切れてジュニアオリンピックを意識した小学3年生の後半になってから練習で使い始めました。
フィン
脚力を強化するトレーニング用具です。
わが子は、成長期になり筋肉がつき始めた頃の小学校6年生から使い始めました。
シュノーケル
心肺機能を強化するトレーニング用具です。
うちの子は11歳になり、大会で100m種目に参加できるようになったころから使い始めました。
まとめ
スイミングの選手コースへ進むと、娘のクラブの場合、初期費用として約11万円ほどかかりました。
初期費用にはクラブ指定のユニホームや水着の購入で約8万円、そのほか練習用の水着やリュック、プルブイなど練習用具の購入に約3万円が含まれています。
練習用具の準備物はクラブの方から指定される水着やユニホーム以外に、練習用水着、競泳用リュック、サンダル、プルブイなどが必要です。
通ってるスイミングスクールや各教室によっても差があるので、詳しいことは通ってるクラブへ問い合わせてみてください。
あくまで、わがやの娘が通ってるスイミングでの体験談ですが、スイミングの選手コースってどれくらいお金がかかるの?と疑問に思ったときに、是非参考にしてみてくださいね。
子どもがスイミングの選手コースへ進むかどうか迷っている方の不安が、少しでも解消出来たら嬉しいです。
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